2020年06月09日

上に立つ者の仕事は、“楽をする”こと。

タヒチのボラボラ島に、家内と2人で滞在した時のこと。

個人経営の小さなホテルに泊まったのですが、
そこのオーナーを羨ましく思った記憶があります。

オーナーの仕事は、お客さまを空港からホテルまで、
モーターボートで送迎すること。

夕食時のレストランで、
テーブルをひとつひとつまわって、会話すること。

その席で、オプショナルツアーをお奨めすること。

ツアー客の出発を見送ること。

オーナーの働く姿を見たのは、たったこれだけ。

それ以外で見掛けたのは、一番良い場所に作られた、
オーナーの部屋である水上コテージで、
デッキチェアに座り、本を読んでいるところだけです。

フロントもレストランもツアーも、
すべて従業員がこなしています。

こうした仕事ぶりを羨ましく思ったのです。

実際は、営業マンとしての
重要な仕事があるのでしょうが、
かなりのんびりと生きているように見えたのです。

理想的な働き方だと思いました。

では、このオーナーのように、自身が楽をするためには、
どうすれば良いのでしょうか。

それは、手を抜くことでも、部下に押しつけることでも、
外注先に無理を言うことでもありません。

信頼関係で繋がっている人材を育て上げることから
始めなくてはなりません。

従業員・部下が、指示するだけで、
すべてをこなしてくれるような状態に
なることが重要なのです。

そのためにやるべきことは、
手本を示せるよう、自身のスキルを高めることです。

自分のできないことを人にやらせようとしても、
的確な指示は出せませんし、
命令された側も戸惑うことになります。

トラブルが発生しても、
誰も対処できない状況に陥ります。

上に立つ者は、自身が動かなくても、
イザという時に間違いのない指示が出せるような
知識と経験を持っていなければならないのです。

自身を磨き上げ、人を育てることが、
楽をする唯一の方法なのです。

楽ができるようになれば、人が育っているということ。
会社・お店が安定しているということです。


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ignitionp at 14:26│Comments(0)

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